
詳説 / Details
オニオオハシ
Ramphastos toco
- 大きさ / Size
- 55〜65 cm · 500〜860 g
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 15〜20 年
新熱帯区を代表する、巨大な橙色のくちばしをもつオオハシ科最大の鳥。明るい体色と存在感あるくちばしで、南米でもっとも有名な鳥の一つとして親しまれている。

詳説 / Details
Ramphastos toco
新熱帯区を代表する、巨大な橙色のくちばしをもつオオハシ科最大の鳥。明るい体色と存在感あるくちばしで、南米でもっとも有名な鳥の一つとして親しまれている。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
南アメリカ中部から南東部、ギアナ地方からアルゼンチン北部・ウルグアイにかけて分布する。深い森よりも、セラードや湿地帯、河畔林、サバンナなど開けた半開放的な環境を好み、標高1,750mまで見られる。
体長55〜65cm、体重500〜860gでオオハシ科最大。光沢のある黒い体に白い喉と赤い下尾筒、青く縁取られた目をもつ。最大の特徴は橙色の巨大なくちばしで、内部の大半が空洞のため見た目より軽い。
昼行性で、単独または小さな緩やかな群れで生活する。羽ばたきと滑空を交互にくり返し、波打つように飛ぶ。くちばしには血流で体温を逃がすラジエーターの役割もあり、放熱量は大きい。
雑食で、イチジクやグアバ、オレンジなどの液果を中心に食べる果実食者。昆虫や卵、ほかの鳥の雛も捕食し、生息環境によって食性は大きく変わる。
営巣は樹洞で行い、地域によって繁殖期が異なる。2〜4個の卵を雌雄が交代で17〜18日抱卵し、雛は孵化後43〜52日で巣立つ。育ちはじめの雛は昆虫を多く与えられ、やがて果実中心の食事に移る。
分布が広く一般的なため絶滅の危機は低いとされるが、食用やペット取引のための捕獲が続いている。種子を遠くまで運ぶ重要な散布者でもあり、断片化した景観の植生を支えている。