
詳説 / Details
カブトムシ
Trypoxylus dichotomus
- 大きさ / Size
- 3〜8 cm
- 食性 / Diet
- 花蜜食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 成虫は数か月
オスの頭部に伸びるY字型の大きな角で知られる甲虫。夏の雑木林でクヌギやコナラの樹液に集まり、角を突き合わせて餌場を奪い合う。日本を代表する人気の昆虫として親しまれる。

詳説 / Details
Trypoxylus dichotomus
オスの頭部に伸びるY字型の大きな角で知られる甲虫。夏の雑木林でクヌギやコナラの樹液に集まり、角を突き合わせて餌場を奪い合う。日本を代表する人気の昆虫として親しまれる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
日本の本州・四国・九州から朝鮮半島、中国、台湾にかけての東アジアに分布する。標高の低い丘陵から低山地の落葉広葉樹林、いわゆる雑木林を好む。
体長はおよそ3〜8cmで、角を含む大型のオスはこの上限に達する。体色は赤茶褐色から黒色まで個体差がある。オスだけが頭部と胸部に角を持ち、頭角の先端はY字に分岐して大型個体では複数の尖端を備える。メスは角を欠く。
夜行性で、夕暮れとともに活動を始め、日の出とともに休息に入る。基本的に単独で行動するが、樹液の出る木では複数が集まり、オスどうしが角を使って押し合い、相手をはね飛ばして餌場を競う。
成虫はクヌギやコナラなど傷ついた木からにじみ出る樹液を主食とし、熟した果実も舐める。幼虫は土中の腐葉土を食べて育ち、生木や朽ちきっていない枯木は口にしない。
メスは土中に1度に20〜30個ほどの卵を産み、好条件では50個に達することもある。幼虫は3齢を経て成長し、3齢幼虫は土中深くで越冬する。翌年の初夏に蛹となり、産卵から約1年で成虫が羽化する。
1970年代から商品として売買されてきた、夏の風物詩ともいえる人気のペット昆虫。かつては野外採集が中心だったが、近年は飼育下での繁殖も広く行われ、子どもの夏休みの観察対象としても親しまれている。