
詳説 / Details
クロアシイタチ
Mustela nigripes
- 大きさ / Size
- 38〜50 cm · 0.7〜1.4 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 10-20年
クロアシイタチは北アメリカの草原に暮らす細身のイタチ科で、顔を横切る黒いマスク、黒い四肢と尾の先が際立つ。プレーリードッグとその巣穴に生活のほとんどを依存する、北米唯一の在来フェレットである。

詳説 / Details
Mustela nigripes
クロアシイタチは北アメリカの草原に暮らす細身のイタチ科で、顔を横切る黒いマスク、黒い四肢と尾の先が際立つ。プレーリードッグとその巣穴に生活のほとんどを依存する、北米唯一の在来フェレットである。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
新北区の草原に分布し、ショートグラスやミックスグラスの草原、砂漠性草原、セージブラッシュの荒地に生息する。プレーリードッグが掘った巣穴を隠れ家や子育ての場として強く頼り、その分布はプレーリードッグの群れと重なる。
ミンクほどの大きさで、体長はおよそ38〜50cm、体重は650〜1400g、メスはオスより一回り小さい。体色は淡い黄褐色で、目を含めて顔を横切るすすけた黒い帯、黒い四肢と尾の先が名の由来となっている。
主に夜行性で単独で暮らし、繁殖期や子育ての時期を除いてほかの個体と関わらない。多くの時間を地下の巣穴で過ごし、夜間に巣穴を渡り歩いて獲物を探す。
肉食性で、食物の最大9割をプレーリードッグが占める。残りは小型のげっ歯類やウサギ類などで、眠っているプレーリードッグを巣穴の中で待ち伏せて仕留める。
交尾は2〜3月に行われ、妊娠期間は約42〜45日。一度に1〜5頭の子を産み、子は生後6週ほどで地上に姿を見せ、晩夏から秋にかけて独立する。性成熟は1歳で迎える。
20世紀に激減して1979年に一度は絶滅が宣言されたが、1981年にワイオミング州で小さな野生個体群が再発見され、飼育下繁殖と再導入によって命脈を保っている。プレーリードッグの群れを脅かすシルバティックプレーグ(森林ペスト)と犬ジステンパーが今も大きな脅威であり、近年はクローン個体も誕生している。