
詳説 / Details
ヒグマ
Ursus arctos
- 大きさ / Size
- 1.5〜2.8 m · 80〜600 kg
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 20〜30 年
北半球で最も広い環境に適応した大型のクマ。肩にある筋肉の盛り上がり(こぶ)で力強く土を掘り、木の実から大型動物まで幅広い食物を利用する。

詳説 / Details
Ursus arctos
北半球で最も広い環境に適応した大型のクマ。肩にある筋肉の盛り上がり(こぶ)で力強く土を掘り、木の実から大型動物まで幅広い食物を利用する。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
ユーラシアと北アメリカ、日本では北海道に分布し、海岸の低地からヒマラヤの標高5,000mまで生息する。森林や山地、まばらに植生のある半開放地、草原など多様な環境を利用する。
体長はおよそ150〜280cm、体重は80〜600kgと地域差が大きく、オスはメスより一回り大きい。毛色はクリーム色から濃い褐色まで変化し、北米のグリズリーは毛先が白っぽく見える。肩の筋肉が瘤状に盛り上がるのが大きな特徴。
基本的に単独で行動し、サケの遡上地など豊富な食物がある場所や繁殖期にのみ集まる。寒冷地では冬に巣穴で長い休眠状態に入るが、脈拍や呼吸が下がりつつも容易に目覚める浅い眠りで、真の冬眠ではない。
雑食で、食物エネルギーの大部分を植物に頼り、果実や草、根、ドングリ、キノコなどを食べる。強い前足と長い爪で固い根を掘り起こし、沿岸ではサケを捕らえ、昆虫やネズミ、シカなどの哺乳類も利用する。
交尾期は5月中旬から7月初め。着床遅延により受精卵はしばらく着床せず、冬の休眠中に出産する。一度に1〜3頭(まれに6頭)を産み、新生児は350〜510gで毛も歯もなく目も見えない。子は平均2年半ほど母と過ごす。
IUCNレッドリストでは軽度懸念(LC)に分類されるが、生息域の縮小や分断、密猟に直面する地域個体群もある。寿命は20〜30年ほど。北海道では観光の象徴である一方、人や農漁業への被害も課題となっている。