002 注目の動物

詳説 / Details
アカギツネ
Vulpes vulpes
- 大きさ / Size
- 45〜90 cm · 3〜14 kg
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 薄明薄暮性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 2〜5 年(野生)
北半球に最も広く分布する食肉目で、旧北区から新北区まで姿を見せる。鮮やかな赤褐色の毛と白い尾の先が目印で、抜群の順応力で農地や都市にも入り込む。

詳説 / Details
Vulpes vulpes
北半球に最も広く分布する食肉目で、旧北区から新北区まで姿を見せる。鮮やかな赤褐色の毛と白い尾の先が目印で、抜群の順応力で農地や都市にも入り込む。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
ツンドラから森林、草原、半砂漠まで多様な環境に生息し、旧北区と新北区の北半球全域を覆う。郊外や市街地にも進出し、世界の食肉目で最大級の分布域をもつ。
体長は45〜90cm、体重は3〜14kgで、ヨーロッパの個体は北米のものより大きい傾向がある。背は赤褐色、腹と喉、尾の先は白く、耳の先と四肢は黒い。体長の半分を超えるふさふさした尾と、縦に細いスリット状の瞳孔が特徴。
薄明薄暮に最も活発に動くが、人の多い地域では夜行性に傾く。基本的に単独で行動し、繁殖期にペアと縄張りを形成する。鋭い聴覚をもち、100m先のネズミの鳴き声も聞き分ける。
雑食性で、ネズミなどの齧歯類を主食に、ウサギや鳥、昆虫、ミミズ、卵、さらに果実まで幅広く食べる。1日に0.5〜1kgを摂り、余った食物は土に埋めて蓄える。
繁殖期は地域差があり南方では冬、北方では春にずれる。妊娠期間は約52日で、平均5匹(最大13匹)の仔を産む。幼獣は1年目を通して両親のもとにとどまり、繁殖しない雌が子育てを手伝うこともある。
IUCNレッドリストでは軽度懸念(LC)とされ、個体数は安定している。一方オーストラリアでは在来の小型有袋類を脅かす侵略的外来種として「世界の侵略的外来種ワースト100」に挙げられている。