031 注目の動物

詳説 / Details
アホロートル
Ambystoma mexicanum
- 大きさ / Size
- 15〜30 cm
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 10〜15 年
幼生の姿のまま成熟し、外鰓を広げて一生を水中で過ごすメキシコ固有のサンショウウオ。高い再生能力で研究動物としても有名である。

詳説 / Details
Ambystoma mexicanum
幼生の姿のまま成熟し、外鰓を広げて一生を水中で過ごすメキシコ固有のサンショウウオ。高い再生能力で研究動物としても有名である。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
野生個体はメキシコ盆地のソチミルコ周辺の湖沼・運河系にほぼ限られる。水草の多い淡水域を利用するが、都市化、水質悪化、外来魚の影響で生息地は大きく縮小した。
全長は約15〜30cm。幅広い頭の左右に羽毛状の外鰓が3対伸び、体は細長く尾にはひれ状の縁がある。野生型は暗褐色に斑点が入るが、飼育下では白色や黄金色など多様な品種が見られる。
夜行性で、単独で水底や水草の間に潜む。通常は変態せず、水中生活に適した鰓とひれを保ったまま繁殖する。失った四肢、尾、鰓、組織の一部を再生できる。
肉食性で、小型の甲殻類、昆虫の幼虫、ミミズ、小魚などを吸い込むように捕食する。目の前を動く獲物に素早く反応し、広い口で水ごと飲み込む。
水中で繁殖し、オスは精包を置き、メスがそれを取り込んで受精する。メスは水草などに多数の卵を一つずつ産みつけ、卵は水温に応じて数週間で孵化する。親は子を世話しない。
IUCNでは近絶滅種で、野生ではごく限られた水域に残る。世界中で飼育・研究されている個体は多いが、野生集団は外来魚、汚染、開発による圧迫を受け続けている。