
詳説 / Details
オオサンショウウオ
Andrias japonicus
- 大きさ / Size
- 0.5〜1.5 m · 5〜25 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 50 年以上
日本の清流にすむ世界最大級の両生類で、全長は最大150cmに達する。一生を水中で過ごし、夜の闇にまぎれて獲物を狙う。河童伝説の元になったともいわれる、日本固有の生きた化石である。

詳説 / Details
Andrias japonicus
日本の清流にすむ世界最大級の両生類で、全長は最大150cmに達する。一生を水中で過ごし、夜の闇にまぎれて獲物を狙う。河童伝説の元になったともいわれる、日本固有の生きた化石である。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
岐阜県以西の本州、四国、九州北部の冷たく澄んだ山地の渓流にすむ。完全水生で、酸素に富む流れのある川を好み、よどんだ止水では生きられない。
全長50〜150cm、体重は最大25kgにもなり、世界で三番目に大きいサンショウウオ。皮膚は暗褐色に黒い斑紋が散り、無数の小さな疣で覆われ、体側には大きな皮膚の襞が走る。目は小さく視力は弱いが、体表の側線で水の振動を感じ取る。
夜行性で、昼間は岸辺の岩のすきまや掘った巣穴にひそみ、夜になると活動する。基本的に単独で暮らし、頭だけを水面に出して呼吸する。脅かされると強い匂いのする乳白色の分泌物を出す。
肉食で、サワガニなどの甲殻類や魚、カエル、ときにヘビやネズミまで丸のみにする。視力に頼らず側線で近づく獲物を察知し、大きな口で一気に吸い込む。代謝が遅く、数週間絶食しても耐えられる。
繁殖期は8月下旬〜9月。大型のオスが川の上流に巣穴を確保し、入ってきたメスが数珠状に400〜500個の卵を産む。オスが卵に寄り添って守り、尾で水を送って酸素を補い、死んだ卵を取り除く。孵化までは約50日かかる。
1952年に特別天然記念物に指定された日本固有種。河川改修やダム・堰堤が移動と生息地を脅かし、食用に持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオとの交雑も深刻で、賀茂川では捕獲個体の多くが雑種だった。飼育下では50年以上生きた記録がある。