
詳説 / Details
ニシゴリラ
Gorilla gorilla
- 大きさ / Size
- 1.2〜1.8 m · 68〜180 kg
- 食性 / Diet
- 草食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 社会性
- 寿命 / Lifespan
- 35〜40 年
アフリカ中西部の熱帯林にすむ現生最大級の霊長類。成熟したオスは背中の毛が銀白色に変わる「シルバーバック」となり、果実を中心とした植物食で家族群を率いる。

詳説 / Details
Gorilla gorilla
アフリカ中西部の熱帯林にすむ現生最大級の霊長類。成熟したオスは背中の毛が銀白色に変わる「シルバーバック」となり、果実を中心とした植物食で家族群を率いる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
コンゴ盆地を中心とした中西部アフリカの熱帯林にすみ、ガボン、カメルーン、コンゴ共和国、赤道ギニア、中央アフリカなどに分布する。低地の一次林・二次林から沼地林、海岸の低木林まで幅広い森林環境を利用する。
体長は約120〜180cm、体重は約68〜180kgで、オスはメスより格段に大きい。毛は黒から濃い灰色・茶褐色で、額はやや褐色を帯び、東部のゴリラより明るい。成熟したオスは背中の毛が銀白色になり「シルバーバック」と呼ばれる。
日中に活動し、1頭のシルバーバックが率いる2〜20頭ほどの家族群で暮らす。約30km²に及ぶ広い行動圏を移動し、夜は地上や樹上に枝葉を組んだ巣をつくって眠る。野生個体が道具を使う様子も観察されている。
果実を最も好む植物食で、葉・茎・髄・花・樹皮など多様な部位を食べる。果実が豊富な時期にはこれを大量に採食し、観察記録では90種を超える植物を利用する。
メスは8〜9歳ごろに繁殖を始め、ふつう一度に1頭を産む。母親は子を3〜4年かけて世話するため、生き残る子を産むのは6〜8年に一度と繁殖の歩みは遅い。
国際自然保護連合により近絶滅種(CR)とされる。密猟、商業伐採による生息地の消失、内戦に加え、エボラ出血熱が個体群に深刻な打撃を与えてきた。野生での寿命は約40年に達することがある。