047 注目の動物

詳説 / Details
ワオキツネザル
Lemur catta
- 大きさ / Size
- 39〜46 cm · 2.2〜3.5 kg
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 社会性
- 寿命 / Lifespan
- 15〜20 年
白と黒の輪が交互に並ぶ長い尾をもつ、マダガスカル固有のキツネザル。地上をよく歩き、昼間に群れで活動する社交的な霊長類で、島を象徴する存在として知られる。

詳説 / Details
Lemur catta
白と黒の輪が交互に並ぶ長い尾をもつ、マダガスカル固有のキツネザル。地上をよく歩き、昼間に群れで活動する社交的な霊長類で、島を象徴する存在として知られる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
マダガスカル南部から南西部にかけて固有に分布し、河畔林や乾燥林、低木地、さらには高地の森まで幅広い環境にすむ。気温の振れ幅が大きい乾いた地域にも適応している。
頭胴長は39〜46cm、体重は2.2〜3.5kgほど。背は灰色から淡い褐色、腹は白っぽく、目のまわりに黒い三角の斑をもつ。最大の特徴は白黒の輪が交互に並ぶ長い尾で、和名の由来となっている。
昼行性で、十数頭ほどの群れをつくって暮らす。メスがオスより優位に立つことで知られ、朝には腹を太陽に向けて広げる独特の日光浴の姿勢をとる。オスは尾に分泌物をなすりつけて相手に振りまく「におい合戦」で争う。
雑食性で、果実、葉、花、草本、樹皮、昆虫などを食べる。なかでもタマリンドへの依存が強く、乾季には食物の半分近くを占めることもある。
繁殖期は4月中旬から5月で、妊娠期間は約135日。9〜10月ごろに通常1頭(まれに双子)を産む。生まれた子は約70gと小さく、五か月ほどで離乳する。
マダガスカルの国獣であり、観光や研究で親しまれる一方、森林破壊や狩猟、ペット目的の捕獲により野生個体は大きく減少している。原生林の大半がすでに失われている。