本文へ移動
043 注目の動物
ユキヒョウ

詳説 / Details

ユキヒョウ

Panthera uncia

大きさ / Size
0.9〜1.3 m · 22〜55 kg
食性 / Diet
肉食
活動 / Activity
薄明薄暮性
暮らし方 / Sociality
単独
寿命 / Lifespan
10〜15 年

中央アジアの高山に暮らす大型ネコ科動物。淡い灰白色の毛と黒いロゼット模様、そして体長に匹敵するほど太く長い尾が特徴で、急峻な岩場や雪原を音もなく移動するための適応を備える。

分布 / Range

生息域マップ
分布域 一時的な出現域
旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区旧北区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区

地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)

同じ生息地の仲間 / Neighbors

カタログですべて見る

詳説 / Details

生息環境 / Habitat

ヒマラヤ、天山、アルタイ、ヒンドゥークシュ、パミールなど中央・南アジアの山岳に分布し、アフガニスタン東部からロシア南部、モンゴル、中国西部に及ぶ。アルプス帯の草原や岩場、低木の針葉樹林を好み、夏は標高の高い場所、冬は低い場所へと垂直移動する。

形態・外見 / Appearance

頭胴長は約90〜130センチ、体重は22〜55キロのがっしりした体つき。背や脇腹、尾には大きなロゼット模様、頭頸部には黒い斑点が並ぶ。寒さを防ぐ厚い毛、熱を逃がさない小さく丸い耳、雪上でも体重を分散させる幅広の足、そして体を包んで防寒と平衡に役立つ長く太い尾を持つ。

行動・生態 / Behavior

単独で暮らし、夜明けや夕暮れの薄明時に最も活発になる。見晴らしと日陰を兼ねる崖や尾根を拠点とし、急斜面を静かに移動して獲物に近づく。咆哮はせず、鳴き声やうなり、息を吐きながらの音を発する。

食性 / Feeding

肉食で、バーラル(ヒマラヤアオヒツジ)、アルガリ、シベリアアイベックスなど大型有蹄類を主な獲物とする。急な山腹を追って仕留め、地域によっては家畜も襲う。一頭の大型獲物で二週間ほど食いつなぐこともある。

繁殖 / Reproduction

交尾期は冬から春で、妊娠期間は約90〜100日。多くは2〜3頭の子を産み、生まれた子は約7日で目を開き、十週ほどで離乳する。子は数か月を巣で過ごした後、母とともに行動して狩りを学ぶ。

備考・人との関わり / Notes

毛皮や薬用を狙う密猟、獲物の減少、家畜被害をめぐる報復的な駆除が脅威となり、生息数は減少傾向にある脆弱な種。人を襲うことはまれだが、家畜を捕食することで牧畜民との軋轢が生じやすい。