
詳説 / Details
ノドアカハチドリ
Archilochus colubris
- 大きさ / Size
- 7〜9 cm · 2〜6 g
- 食性 / Diet
- 花蜜食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 3〜5 年
毎秒最大80回も羽ばたき、空中に静止して花の蜜を吸う北米最小級の鳥。雄は宝石のように輝く真紅の喉が際立つ。春には休まずメキシコ湾を越える驚異の渡り鳥でもある。

詳説 / Details
Archilochus colubris
毎秒最大80回も羽ばたき、空中に静止して花の蜜を吸う北米最小級の鳥。雄は宝石のように輝く真紅の喉が際立つ。春には休まずメキシコ湾を越える驚異の渡り鳥でもある。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
アメリカ東部から南東カナダにかけての落葉樹林やマツ林、林縁、果樹園、庭園で繁殖する。冬はフロリダ、メキシコ南部、中米、西インド諸島へ南下し、新北区と新熱帯区にまたがって暮らす。
体長7〜9cm、翼開長8〜11cm、体重わずか2〜6gの極小の鳥。背面は金属光沢のある緑色、下面は灰白色で、嘴は細く2cmほど。雄は黒く縁取られた虹色の真紅の喉と二又の尾をもち、雌は喉が白く尾は丸みを帯びる。
昼行性で、基本的に単独で暮らし強い縄張り意識をもち、他のハチドリにも激しく攻撃する。前進・後退・ホバリングを自在にこなし、春の渡りでは脂肪を倍に蓄えて800〜900kmのメキシコ湾を無着陸で横断する。
花の蜜を主食とする蜜食性で、長く伸びる舌で筒状の花から蜜を吸う。赤や橙、鮮やかなピンクの花を好み、たんぱく質を補うため昆虫やクモも空中やクモの巣から捕らえる。
一夫多妻でつがいの絆は作らず、雄は雌の上空2.5〜3mから急降下する求愛飛行を見せる。雌が単独で地衣類とクモの糸で巣を編み、約12.9×8.5mmの卵を2個産む。抱卵は12〜14日、雛は18〜22日で巣立ち、子育てはすべて雌が担う。
IUCNでは軽度懸念(LC)で個体数は3千万を超えるが、近年やや減少傾向も報告される。北米では夏に赤い砂糖水の給餌器を庭に置いて呼び寄せる文化が広く親しまれている。