083 注目の動物

詳説 / Details
キングコブラ
Ophiophagus hannah
- 大きさ / Size
- 3〜5.5 m · 6〜12 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
世界最長の毒ヘビ。他のヘビを主食とすることから「蛇を食う者」の学名をもち、威嚇時には体の前半を1m近く持ち上げ、フードを広げて低いうなり声を発する。

詳説 / Details
Ophiophagus hannah
世界最長の毒ヘビ。他のヘビを主食とすることから「蛇を食う者」の学名をもち、威嚇時には体の前半を1m近く持ち上げ、フードを広げて低いうなり声を発する。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
インド東部からインドシナ半島、マレー半島、インドネシア、フィリピン、中国南部にかけて分布する。標高2,000mまでの熱帯林を中心に、農地や草地の縁にも姿を見せる。
体長は3〜5.5m、体重6〜12kgに達する大型のコブラ。体色は暗緑色から暗褐色で、淡い横縞が入り、腹面は明るい黄褐色。幼体は黒地に明瞭な白〜黄色の横縞をもち、首を広げると独特のフードが現れる。
単独で行動し、広い行動圏を巡る。威嚇すると鎌首を高く持ち上げてフードを広げ、600Hz前後の低いうなり声を出すが、ふだんは人を避けて立ち去る。一方で産卵後の巣は強く防衛する。
おもに他のヘビを捕食し、同種を含むコブラやニシキヘビ、オオトカゲなども襲う。鋭い視覚と毒で獲物を仕留め、大きな餌を呑むと代謝が遅く数か月絶食できる。
ヘビでは唯一、枯れ葉を集めて塚状の巣を作る。およそ20〜40個の卵を産み、メスは巣にとぐろを巻いて卵を守る。約2〜3か月で全長40〜50cmほどの幼蛇が孵る。
森林伐採や農地開発による生息地の減少、密猟や違法取引が脅威となっている。強い神経毒をもち咬まれれば命に関わるが、南アジア・東南アジアでは古くから畏敬され、インドの国の爬虫類にも選ばれている。