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037 注目の動物
カバ

詳説 / Details

カバ

Hippopotamus amphibius

大きさ / Size
3〜5 m · 1.3〜3.2 t
食性 / Diet
草食
活動 / Activity
夜行性
暮らし方 / Sociality
群れ
寿命 / Lifespan
40〜50 年

昼は群れで水中に身を沈めて暑さをしのぎ、夜になると陸へ上がって草をはむ大型の半水生草食動物。樽のような体と巨大な口を持ち、見た目に反してきわめて気性が荒く、アフリカで最も危険な動物のひとつに数えられる。

分布 / Range

生息域マップ
分布域 一時的な出現域

地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)

同じ生息地の仲間 / Neighbors

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詳説 / Details

生息環境 / Habitat

サハラ砂漠以南のアフリカに分布し、ガンビアから東はエチオピア、南は南アフリカまで広がる。流れの緩やかな川・湖・沼など淡水域とその周辺の草原を好み、なだらかな岸辺をねぐらとする。

形態・外見 / Appearance

体長は約3~5メートル、体重は1.3~3.2トンに達し、ゾウ・サイに次ぐ陸上動物の重量を誇る。樽形の胴に短い四肢が付き、体色は紫がかった灰色で下面は淡いピンク。下顎の犬歯は50センチにもなり生涯伸び続け、皮膚からは紫外線を防ぐ赤みを帯びた粘液(ヒポスドール酸)を分泌する。

行動・生態 / Behavior

昼間は体温と乾燥を防ぐため水中で休み、夜になると陸へ上がって採食する。メスと幼獣からなる群れを作り、乾季には百頭規模に膨れることもある。優位なオスは水域に縄張りを構え、口を大きく開けたり犬歯で激しく争うなど攻撃的な行動を見せる。

食性 / Feeding

完全な草食で、夜ごと水辺から最大数キロを歩いて草地に通い、平たく硬い唇で草を引きちぎってはむ。一晩に四~六時間かけて30~40キロもの草を食べるが、体重あたりの摂取量はほかの草食獣より少ない。

繁殖 / Reproduction

妊娠期間は約210~240日で、多くは水中で一度に一頭の子を産む。生まれた子は約50キロあり、母親は陸上でも水中でも授乳し、深みでは子を背に乗せて運ぶほど手厚く守る。離乳はおよそ一歳で、出産間隔は数年に一度と長い。

備考・人との関わり / Notes

IUCNではVulnerable(危急種)に指定され、肉と、象牙の代替品とされる犬歯を狙った密猟、淡水域の喪失が脅威となっている。気性の荒さから人やボートを襲うこともあり、古来エジプト神話などアフリカ文化に深く登場してきた。