017 注目の動物

詳説 / Details
アオウミガメ
Chelonia mydas
- 大きさ / Size
- 0.8〜1.2 m · 65〜200 kg
- 食性 / Diet
- 草食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 60 年以上
世界中の熱帯・亜熱帯の海に広く分布するウミガメ科最大級の海生爬虫類。名前は甲羅ではなく、海草を食べることで青緑色を帯びる体脂肪に由来する。採食地と産卵地のあいだを長距離回遊することで知られる。

詳説 / Details
Chelonia mydas
世界中の熱帯・亜熱帯の海に広く分布するウミガメ科最大級の海生爬虫類。名前は甲羅ではなく、海草を食べることで青緑色を帯びる体脂肪に由来する。採食地と産卵地のあいだを長距離回遊することで知られる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
太平洋・大西洋・インド洋の熱帯から亜熱帯にかけて分布し、海草藻場の豊かな浅い沿岸域やサンゴ礁を好む。日本では小笠原諸島が主要な産卵地で、採食域は南日本や南西諸島に及ぶ。
甲長は80〜120センチメートル、体重は65〜200キログラムに達する大型種。背甲は濃緑色から黒っぽく、腹甲は白や黄色みを帯びる。流線形の甲羅とパドル状の四肢が遊泳に適している。
基本的に単独で暮らし、夜は海中の岩陰などで休む。採食地と産卵地のあいだを回遊し、ときに数千キロメートルを泳いで生まれた浜へ戻る。
成体はほぼ植物食で、アマモやウミヒルモなどの海草や藻類を主に食べる。一方、外洋を漂う幼体はクラゲやサルパなどの動物質も口にする。
雌は数年おきに繁殖し、生まれた砂浜へ戻って産卵する。一度の産卵で80〜150個ほどの卵を産み、一シーズンに数回繰り返す。卵は45〜70日で孵化し、性別は巣内の温度で決まる。成熟までは20年以上かかる。
夜に孵化した子ガメはカニやカモメなどに狙われ、成体まで育つのはごくわずか。かつては肉や卵を目的に乱獲され、現在も漁業による混獲や海洋ごみの誤食が大きな脅威となっている。