
詳説 / Details
アカウミガメ
Caretta caretta
- 大きさ / Size
- 全長 0.7〜1.1 m · 70〜200 kg
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- —
頭部が大きく、太く頑丈な顎で貝や甲殻類の硬い殻を砕く大型のウミガメ。背甲は赤褐色で、上から見るとハート型に近い。大西洋・太平洋・インド洋から地中海まで、温帯〜亜熱帯の海に広く分布する。

詳説 / Details
Caretta caretta
頭部が大きく、太く頑丈な顎で貝や甲殻類の硬い殻を砕く大型のウミガメ。背甲は赤褐色で、上から見るとハート型に近い。大西洋・太平洋・インド洋から地中海まで、温帯〜亜熱帯の海に広く分布する。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
外洋と浅い沿岸の両方を生活の場とし、温帯から亜熱帯の海域に分布する。孵化後の幼体は外洋を漂う流れ藻(サルガッソ)に身を寄せて育つ。日本では遠州灘や九十九里浜、屋久島などが主要な産卵地として知られる。
甲長はおよそ70〜105cm、体重は70〜200kgに達する。背甲は赤褐色〜褐色で前方が幅広く、腹甲は淡黄色。名のとおり頭部が大きく、太く力強い顎をもつのが最大の特徴。
昼に活動し、群れをつくらず単独で暮らす。一日の大半を水中で過ごし、採餌場をめぐってはメス同士が争うこともある。成長段階に応じて広大な海域を回遊する。
巻貝や二枚貝、カニなどの底生動物を主とする動物食傾向の強い雑食性。大きく頑丈な顎で硬い殻を砕いて食べ、クラゲや魚卵、ウニなど獲物の幅はウミガメ類で最も広いとされる。
メスは砂浜に上陸して後肢で穴を掘り、1回に約70〜150個の卵を産み、1シーズンに数回繰り返す。卵は砂中で約50〜80日かけて孵化し、砂の温度が高いほどメスになりやすい。親は世話をせず、幼体は夜間に自力で海へ向かう。
IUCNでは危急種(VU)とされ、ワシントン条約附属書Iで保護される。延縄や刺し網による混獲、護岸工事や埋め立てによる産卵地の破壊、海洋プラスチック、卵を狙うアライグマなどが脅威となる。