
詳説 / Details
ジャイアントパンダ
Ailuropoda melanoleuca
- 大きさ / Size
- 1.2〜1.9 m · 70〜125 kg
- 食性 / Diet
- 草食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 15〜20 年(野生)
竹を主食とする白黒模様のクマ科動物で、竹を握るための「第六の指」と呼ばれる種子骨の突起をもつ。中国の山地の竹林にすむ、世界で最も愛される希少動物のひとつ。

詳説 / Details
Ailuropoda melanoleuca
竹を主食とする白黒模様のクマ科動物で、竹を握るための「第六の指」と呼ばれる種子骨の突起をもつ。中国の山地の竹林にすむ、世界で最も愛される希少動物のひとつ。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
中国中部、四川・陝西・甘粛各省の山地に分布し、標高およそ1,500〜3,000メートルの冷涼な竹林を主なすみかとする。古くは広く東アジアから東南アジアにまで及んだが、現在は西側の一角に残るのみ。
頭胴長120〜190センチ、体重70〜125キロのがっしりした体つきで、眼の周り・耳・四肢・肩は黒く、ほかは白い独特の体色をもつ。手首の種子骨が肥大した「第六の指」で竹を器用に握れるのが大きな特徴。
群れや家族をつくらず単独で暮らし、冬眠はしない。1日の移動はわずかで、声と匂い付けによって発情期以外でも周囲のパンダと頻繁に情報をやり取りする。
食性の約99%を竹の葉・幹・タケノコが占める草食性で、消化効率が低いため1日のおよそ半分、平均14時間を食事に費やす。まれに小動物や果実を口にすることもある。
繁殖期は年に一度、春の数日のみ。妊娠期間は95〜160日で、樹洞や洞窟で通常1〜2頭を産む。新生児はわずか85〜140グラムと胎盤哺乳類で最も小さい部類で、母親は8〜9か月授乳し、子は1年半以上母と過ごす。
生息地の破壊と分断、竹の一斉開花による食糧不足が脅威となってきたが、保護区網と繁殖の取り組みで野生個体数は回復傾向にある。中国の国宝であり、自然保護運動の象徴的存在。