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087 注目の動物
ガビアル

詳説 / Details

ガビアル

Gavialis gangeticus

大きさ / Size
3.5〜6 m · 0.2〜1 t
食性 / Diet
肉食
活動 / Activity
昼行性
暮らし方 / Sociality
ゆるい群れ
寿命 / Lifespan
種や環境により異なる

極端に細長い吻をもつ、最も水生に特化したワニ。インド亜大陸の大河で魚を捕らえ、成熟したオスは吻先に陶器の壺に似た瘤「ガラ」を発達させる。

分布 / Range

生息域マップ
分布域 一時的な出現域
東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区東洋区

地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)

同じ生息地の仲間 / Neighbors

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詳説 / Details

生息環境 / Habitat

ガンジス川やブラマプトラ川など、インド亜大陸北部の砂州をもつ大河の清流に暮らす淡水性の種。かつてはインダス川からエーヤワディー川まで広がっていたが、現在の分布はインドとネパールの一部河川に限られ、歴史的分布域のわずか数パーセントにまで縮小している。

形態・外見 / Appearance

全長は3.5~6メートル、体重は最大で約1トンに達する大型のワニ。体色はオリーブ色から暗褐色で、細く長い吻には魚をとらえるための鋭い歯が100本以上ならぶ。オスはメスより大きく、成熟すると吻の先端に「ガラ」と呼ばれる中空の瘤を発達させる。

行動・生態 / Behavior

ワニの仲間でもっとも水生傾向が強く、日光浴と営巣のとき以外はほとんど水から出ない。陸上では他のワニのように体を持ち上げて歩くことができない。冬には若い個体や成体が集まり、群れをなして砂州で日光浴をする。

食性 / Feeding

肉食で、おもに魚を食べる専門的な捕食者。抵抗の少ない細い吻を水中で素早く振って獲物をとらえ、噛み砕かずに丸呑みする。幼体は昆虫やオタマジャクシ、小魚なども捕る。

繁殖 / Reproduction

晩冬の2月中旬ごろから求愛と交尾が始まり、メスは3月末から4月初めに川岸の砂州に20~95個の卵を産む。約71~93日の抱卵を経て、モンスーンの直前の7月に孵化する。メスは孵化の鳴き声に反応して幼体を掘り出し、巣の近くにとどまって守る。

備考・人との関わり / Notes

ダムや灌漑による生息地の改変、砂採掘、刺し網による混獲などで激減し、1940年代の数千頭から3世代で9割以上を失った。1970年代後半から飼育繁殖個体の放流が続けられているが、今も保全がもっとも急がれる種の一つである。