525 注目の動物

詳説 / Details
マレーガビアル
Tomistoma schlegelii
- 大きさ / Size
- 全長 2.7〜5 m · 93〜600 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- —
現生ワニ類で最も細長い吻を持つ大型のワニの一種で、滑らかに伸びた顔と針のような歯が際立つ。見た目はクロコダイル科に似るが、DNAではガビアル科に分類される淡水性の捕食者。

詳説 / Details
Tomistoma schlegelii
現生ワニ類で最も細長い吻を持つ大型のワニの一種で、滑らかに伸びた顔と針のような歯が際立つ。見た目はクロコダイル科に似るが、DNAではガビアル科に分類される淡水性の捕食者。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島の熱帯低地に分布する。泥炭湿地や湿地林、緩やかな河川・湖沼など、塩分の少ない淡水環境を好み、森林に縁取られた水辺で暮らす。
全長およそ2.7〜5m、体重は最大600kgに達する大型種。背面は暗赤褐色で暗色の斑点や横帯が入り、腹面は灰白色。吻は付け根に向かって幅を増し、現生ワニ最大級の頭骨と、噛み合う針状の歯を備える。
単独で暮らす待ち伏せ型の捕食者で、人目につきにくく野生での観察例は乏しい。雨季を中心とした時期に繁殖行動を見せ、水辺で活動する。
肉食性で、かつては魚食と考えられていたが実際は幅広い獲物を捕る。魚に加え、テングザルやカニクイザル、シカ、水鳥、爬虫類など大型の脊椎動物も襲う。
メスは水辺の木陰に枯葉などを積み上げ、高さ60cmほどの塚状の巣をつくる。産卵数は13〜35個で、卵は現生ワニ最大級。約75〜90日で孵化し、性成熟は全長2.5〜3mと他のワニより遅い。
生息地である淡水湿地の排水とアブラヤシ農園への転換、皮・肉・卵を狙う狩猟により数を減らし、絶滅が危惧される。ワシントン条約附属書Iに掲載され、国際取引が規制されている。