
詳説 / Details
ニシアフリカコビトワニ
Osteolaemus tetraspis
- 大きさ / Size
- 全長 1.5〜1.9 m · 18〜32 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- —
現生のワニ類で世界最小の種で、全長はおよそ1.5〜1.9m、体重18〜32kg。カイマンを思わせる短く幅広い吻と、腹面まで及ぶ硬い骨質板(皮骨)で全身を鎧のように覆う、頑丈で控えめなワニ。

詳説 / Details
Osteolaemus tetraspis
現生のワニ類で世界最小の種で、全長はおよそ1.5〜1.9m、体重18〜32kg。カイマンを思わせる短く幅広い吻と、腹面まで及ぶ硬い骨質板(皮骨)で全身を鎧のように覆う、頑丈で控えめなワニ。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
アフロトロピカル区に分布し、西はセネガルから東はウガンダ、南はアンゴラまでのサハラ以南の熱帯林に生息する。大河の本流を避け、森に囲まれた小川・沼地・池・マングローブといった止水や緩流の水辺を好む。
全長は約1.5〜1.9m、体重18〜32kgで、現生ワニ最小。吻は短く幅広で隆起がない。背側は暗色、腹面は黄色みを帯びて黒斑が散り、頸・背・尾に加え腹や首にも皮骨が発達して厚く装甲化する。
臆病で主に夜行性。日中は水中や自ら掘った巣穴に潜み、日光浴をすることは少ない。ワニ類のなかでも最も陸生傾向が強い種の一つで、特に雨後は陸上を広く歩いて餌を探す。基本的に単独で暮らす。
肉食のジェネラリストで、魚・カニ・エビ・カエル・巻貝・昆虫・ヤスデのほか、水鳥やコウモリ、トガリネズミなど小型の脊椎動物まで幅広く捕食する。地域や季節により主な獲物は変わる。
雌は雨季の始まる4〜6月ごろ、腐った植物を積み上げた塚状の巣を作る。発酵熱で卵を温め、産卵数はふつう約10個、最大20個ほど。85〜105日で全長約28cmの幼体が孵り、雌が巣と子をしばらく守る。
IUCNでは危急種(VU)、ワシントン条約附属書Iに掲載される。食用(ブッシュミート)の狩猟と森林伐採による生息地の減少が主な脅威。ガボンの洞窟にすむ個体群は、アルカリ性のコウモリのグアノの影響でオレンジ色を帯びることで知られる。