
詳説 / Details
デンキウナギ
Electrophorus electricus
- 大きさ / Size
- 1.8〜2.5 m · 15〜20 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
南米北部の淡水にすむ大型の発電魚。主発電器官から最大600ボルトもの放電を発し、あらゆる電気魚の中で最も強力とされる。ウナギとは縁が遠く、ナマズに近い仲間である。

詳説 / Details
Electrophorus electricus
南米北部の淡水にすむ大型の発電魚。主発電器官から最大600ボルトもの放電を発し、あらゆる電気魚の中で最も強力とされる。ウナギとは縁が遠く、ナマズに近い仲間である。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
アマゾン川とオリノコ川の水系に分布し、濁った川底や沼地、流れの緩やかな深みを好む。酸素の乏しい水でも、水面で口から空気を吸って生き延びられる。
体は細長く円筒形で、尾に向かってやや扁平になる。全長180〜250cm、体重15〜20kgに達し、鱗のない厚く滑らかな皮膚は黒褐色で、下腹部は黄色から赤みを帯びる。体長の大半を占める長大な臀びれで波打つように泳ぐ。
夜行性で単独生活を送り、昼間は物陰に潜む。目は小さく視力は弱いが、弱い電気を使った電気定位で周囲を探る。脅威を感じると水面から飛び上がり、相手に直接強い電撃を浴びせることもある。
肉食で、小魚やカエル、甲殻類などを捕食する。高周波の放電で獲物の位置を探り当て、強烈な電撃で麻痺させてから飲み込む。胴を丸めて獲物を二点で挟むと、より集中した電気ショックを与えられる。
9月から12月の乾季に繁殖する。オスが唾液を使って巣を作り、メスは1200個ほどの卵を産みつける。卵はおよそ7日で孵化し、オスが稚魚と巣をおよそ4か月にわたって守り続ける。
強烈な発電能力は古くから人々の関心を集め、電池や神経研究の着想源にもなった。馬を感電死させた逸話があるほどだが、人の死亡例は知られていない。飼育下では20年以上生きた記録もある。