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079 注目の動物
ピラニア

詳説 / Details

ピラニア

Pygocentrus nattereri

大きさ / Size
20〜35 cm · 0.5〜1.5 kg
食性 / Diet
雑食
活動 / Activity
昼行性
暮らし方 / Sociality
ゆるい群れ
寿命 / Lifespan
種や環境により異なる

アマゾンをはじめ南米の川にすむ、体側が赤く染まる肉食寄りの雑食魚。鋭い三角形の歯と強い咬合力で知られ、ふだんはゆるい群れをつくって泳ぐ。獰猛な集団襲撃のイメージとは裏腹に、その多くは弱った獲物や腐肉をあさるスカベンジャーである。

分布 / Range

生息域マップ
分布域 一時的な出現域
新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区

地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)

同じ生息地の仲間 / Neighbors

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詳説 / Details

生息環境 / Habitat

アマゾン川・パラグアイ川・パラナ川・エセキボ川などの水系や、ブラジル北東部の沿岸河川に広く分布する。泥濁水・ブラックウォーター・透明水域いずれにも適応し、本流から湖沼、氾濫原、沈水した森林まで多様な淡水環境を利用する。水温はおおむね15〜35度を好む。

形態・外見 / Appearance

体は強く側扁した卵形で、体長20〜35センチ、体重500〜1500グラムほど。成魚は腹部が赤く染まり、銀色のうろこに鰓の後ろの黒っぽい斑が映える。先の尖った三角形の歯がかみ合い、突き出た下顎と相まって鋭い咬合を生む。メスのほうが腹の赤みが濃い傾向がある。

行動・生態 / Behavior

ふだんはゆるやかな群れで行動し、これは主にイルカやカイマン、水鳥といった捕食者から身を守るためと考えられている。攻撃や争いの際には異なる音を発し、状況に応じて鳴き分けるなど音声による情報伝達を行う。

食性 / Feeding

食性は雑食で、昆虫や甲殻類、軟体動物、果実や種子、そして魚や腐肉まで幅広く口にする。実際には弱った個体や死骸をあさる採餌・スカベンジャーとしての役割が大きく、群れで生きた獲物を襲うのは極度の飢餓時に限られる。

繁殖 / Reproduction

繁殖は雨季に行われ、メスは新たに水没した水草の間につくった巣に約5000個もの卵を産みつける。卵は2〜3日で孵化し、親は巣の周囲を旋回しながら卵や稚魚を守るなど、淡水魚としては手厚い保護を見せる。

備考・人との関わり / Notes

保全上の危機は小さく、分布は広く地域的に豊富である。観賞魚として人気が高い一方、北米などでは侵入種として警戒される。集団で人を襲う恐ろしい魚というイメージは誇張で、実際の咬傷の多くは追い詰められたときに起こる。