本文へ移動
078 注目の動物
ピラルクー

詳説 / Details

ピラルクー

Arapaima gigas

大きさ / Size
2〜3 m · 100〜200 kg
食性 / Diet
肉食
活動 / Activity
昼夜活動
暮らし方 / Sociality
単独
寿命 / Lifespan
種や環境により異なる

アマゾン川流域に生息する世界最大級の淡水魚で、体長は通常2〜3メートルに達する。うきぶくろを肺のように使って空気呼吸を行い、酸素の乏しい熱帯の止水でも生きられる。生きた化石とも呼ばれる古代魚の一群に属する。

分布 / Range

生息域マップ
分布域 一時的な出現域
新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区新熱帯区

地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)

同じ生息地の仲間 / Neighbors

カタログですべて見る

詳説 / Details

生息環境 / Habitat

南米のアマゾン川およびトカンティンス・アラグアイア水系(ブラジル、ペルーなど)の沼地や緩流部に分布する。雨季には冠水した氾濫原の森に入って繁殖し、水位が下がると湖沼へ移動する。

形態・外見 / Appearance

体長は通常2〜3メートル、最大級の個体は4メートルを超え、体重は100〜200キログラムに達する。円柱形の細長い体に、灰色から灰緑色の体色をもち、成魚は体の後半部が赤みを帯びる。ピラニアの歯も通さない硬く大きな鱗が特徴で、成魚では直径10センチほどにもなる。

行動・生態 / Behavior

おおむね単独で生活する大型の捕食魚。うきぶくろの肺状組織で空気呼吸を行うため、5〜15分ごとに水面へ口を出して息継ぎをする必要がある。身の危険を感じると激しく跳ね、カヌーを転覆させることもある。

食性 / Feeding

肉食性で、主に小魚やエビなどの甲殻類を捕らえる。水面に近づいた昆虫や、時には鳥や小動物も食べ、口内のおろし器状の硬い骨で獲物を押さえつける。

繁殖 / Reproduction

水位の低い時期に、雌雄がつがいとなって底に巣穴を掘り産卵する。一度に産む卵は数百個ほどで、ふ化後はオスが中心となって数か月にわたり稚魚の群れを守る。親魚の頭部にある腺からは稚魚を養う分泌物が出る。

備考・人との関わり / Notes

アマゾン先住民にとって古くから重要な食用魚で、銛による漁が伝統的に行われてきた。定期的に水面へ浮上する習性が乱獲を招きやすく、ワシントン条約附属書IIで国際取引が規制されている。