
詳説 / Details
ピラルクー
Arapaima gigas
- 大きさ / Size
- 2〜3 m · 100〜200 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
アマゾン川流域に生息する世界最大級の淡水魚で、体長は通常2〜3メートルに達する。うきぶくろを肺のように使って空気呼吸を行い、酸素の乏しい熱帯の止水でも生きられる。生きた化石とも呼ばれる古代魚の一群に属する。

詳説 / Details
Arapaima gigas
アマゾン川流域に生息する世界最大級の淡水魚で、体長は通常2〜3メートルに達する。うきぶくろを肺のように使って空気呼吸を行い、酸素の乏しい熱帯の止水でも生きられる。生きた化石とも呼ばれる古代魚の一群に属する。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
南米のアマゾン川およびトカンティンス・アラグアイア水系(ブラジル、ペルーなど)の沼地や緩流部に分布する。雨季には冠水した氾濫原の森に入って繁殖し、水位が下がると湖沼へ移動する。
体長は通常2〜3メートル、最大級の個体は4メートルを超え、体重は100〜200キログラムに達する。円柱形の細長い体に、灰色から灰緑色の体色をもち、成魚は体の後半部が赤みを帯びる。ピラニアの歯も通さない硬く大きな鱗が特徴で、成魚では直径10センチほどにもなる。
おおむね単独で生活する大型の捕食魚。うきぶくろの肺状組織で空気呼吸を行うため、5〜15分ごとに水面へ口を出して息継ぎをする必要がある。身の危険を感じると激しく跳ね、カヌーを転覆させることもある。
肉食性で、主に小魚やエビなどの甲殻類を捕らえる。水面に近づいた昆虫や、時には鳥や小動物も食べ、口内のおろし器状の硬い骨で獲物を押さえつける。
水位の低い時期に、雌雄がつがいとなって底に巣穴を掘り産卵する。一度に産む卵は数百個ほどで、ふ化後はオスが中心となって数か月にわたり稚魚の群れを守る。親魚の頭部にある腺からは稚魚を養う分泌物が出る。
アマゾン先住民にとって古くから重要な食用魚で、銛による漁が伝統的に行われてきた。定期的に水面へ浮上する習性が乱獲を招きやすく、ワシントン条約附属書IIで国際取引が規制されている。