
詳説 / Details
ヒトデ
Asterias rubens
- 大きさ / Size
- 10〜30 cm · 20〜200 g
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
北東大西洋を代表する五腕のヒトデで、煉瓦色の体表に白いとげが一列に並ぶ。二枚貝を割り開き、胃を体外に出して獲物を消化する独特の捕食で知られる。

詳説 / Details
Asterias rubens
北東大西洋を代表する五腕のヒトデで、煉瓦色の体表に白いとげが一列に並ぶ。二枚貝を割り開き、胃を体外に出して獲物を消化する独特の捕食で知られる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
北東大西洋のノルウェーやスウェーデンから北海、イギリス、フランス、イベリア半島を経てセネガルまで、また西大西洋のラブラドルからフロリダにかけて分布する。岩や礫の海底を主な棲み処とし、汽水域にも耐える。
通常は基部が太く先細りの腕を5本もち、差し渡しは多くが10〜30cmだが大きなものは50cmを超える。体表は橙色から煉瓦色で、中央に沿って白いとげが一列に並び、その両側にやわらかな膨らみ(皮鰓)が点在する。
単独で暮らし、活動の時間帯は決まっていない。腹側に並ぶ無数の管足で岩肌をゆっくり這い、腕を失っても再生する。捕食者のにおいを感じ取ると逃避行動をとる。
肉食で、二枚貝や巻貝、フジツボ、多毛類、ほかの棘皮動物、死骸などを幅広く食べる。管足で貝殻をこじ開け、わずかな隙間から胃を裏返して差し込み、消化酵素で獲物を体外消化する。獲物のにおいを察知して近づく。
雌雄異体で、春に産卵する。中型の個体で推定250万個もの卵を放ち、受精は海水中で行われる。孵化した幼生は約87日間プランクトンとして漂った後に変態し、親の世話は受けない。寿命はおよそ7〜8年。
沿岸でごく普通に見られ、捕食者を遠ざけるサポニン様の物質を出すことが知られる。原因不明のまま大量に浜へ打ち上げられることがたびたび報告されている。