028 注目の動物

詳説 / Details
マダコ
Octopus vulgaris
- 大きさ / Size
- 全長 0.3〜1 m · 3〜10 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 1〜2 年
高い知能で知られる単独性の頭足類で、約5億個ものニューロンをもち、瓶のふたを開けるなど学習行動を示す。皮膚の色と質感を瞬時に変えて岩や砂地に溶け込む擬態の名手でもある。

詳説 / Details
Octopus vulgaris
高い知能で知られる単独性の頭足類で、約5億個ものニューロンをもち、瓶のふたを開けるなど学習行動を示す。皮膚の色と質感を瞬時に変えて岩や砂地に溶け込む擬態の名手でもある。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
大西洋・太平洋・インド洋にまたがる熱帯から温帯の沿岸に広く分布する。多くは水深200mより浅い岩礁やサンゴ礁、砂地に暮らし、海底の岩のすき間や穴を巣穴とする。
袋状の外套膜に8本のほぼ等長の腕をもち、外套長は最大15cmほど、全長は30cmから1mに達する。体重は3kgから10kgほど。体色は暗褐色から黄褐色で、体表は網目状の細かい顆粒に覆われる。
夜になると巣穴から出て海底を這い、採餌を終えると同じ巣に戻る単独生活者。皮膚の色調や凹凸を変えて岩や砂に擬態し、巣穴の食べ残しやごみを外へ運び出すなど高度な知能を見せる。
肉食性で、カニやエビ、二枚貝などを好んで捕らえる。貝は腕の力でこじ開け、開かないときは歯舌で殻に穴を開け、唾液腺の毒(セファロトキシン)で獲物を麻痺させる。
雄は交接腕で精莢を雌の外套膜内に送り込む。雌は春から秋に多数の卵を房状に産みつけ、約4週間ほど世話を続けて孵化を見届けると死ぬ。孵化した稚ダコは体長3.5mmほどで、しばらく浮遊生活を送ってから着底する。
寿命は約1〜2年と短い。日本ではたこ焼きや刺身として親しまれる重要な食用種で、蛸壺漁が伝統的に行われ、明石ダコなどはブランド化している。