
詳説 / Details
ジンベエザメ
Rhincodon typus
- 大きさ / Size
- 10〜18 m · 20 t
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 70 年以上
世界最大の魚類で、最大18メートル、体重およそ20トンに達する巨大なサメ。穏やかな濾過食者で、大きな口で海水ごとプランクトンを吸い込んで暮らす。青灰色の体に散る白い斑点は一頭ごとに異なり、指紋のように個体識別に使える。

詳説 / Details
Rhincodon typus
世界最大の魚類で、最大18メートル、体重およそ20トンに達する巨大なサメ。穏やかな濾過食者で、大きな口で海水ごとプランクトンを吸い込んで暮らす。青灰色の体に散る白い斑点は一頭ごとに異なり、指紋のように個体識別に使える。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
南北緯30度以内の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布し、太平洋・大西洋・インド洋に生息する。沿岸と外洋の両方を利用し、日本近海には初夏から秋にかけて姿を見せる。
体長は10〜18メートル、体重はおよそ20トンに達する。腹部は白っぽく、背側は濃い灰青色で、頭部や胴に淡黄色や白の斑点が格子状に並ぶ独特の模様をもつ。頭は平たく幅広く、口はサメには珍しく顔の前面に開き、その幅は最大1.5メートルにもなる。
基本的に単独で行動し、餌が豊富な海域でなければ群れをつくらない。遊泳は非常に緩慢で平均時速4キロほどだが、餌を求めて長距離を回遊し、ときに水深1900メートルを超える深海まで潜る。
肉食の濾過食者で、オキアミなどの小型甲殻類や魚卵、小魚を主に食べる。海水ごと獲物を口に吸い込み、えらの濾過板で水だけを排出して餌を呑み込み、泳ぎながら口を開けて漉し取ることもある。
卵胎生で、体内で卵をかえして稚魚を産む。妊娠したメスからは約60センチに育った出産直前の稚魚が300尾以上見つかった例があり、一度に多数を産むとみられる。成熟までおよそ30年を要し、寿命は数十年から100年を超えると考えられている。
IUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定され、漁獲・混獲・船との衝突などで世界の個体数は大きく減少している。ヒレや肉を目的とした乱獲が脅威となる一方、人には無害で穏やかなため、ダイバー憧れの存在として観光資源にもなっている。