
詳説 / Details
ホホジロザメ
Carcharodon carcharias
- 大きさ / Size
- 4〜6 m · 0.7〜2 t
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
世界の温帯から亜熱帯の海に広く分布する、最大級の捕食性のサメ。流線型の体と約300本の鋸歯状の三角の歯をもち、奇網による体温保持で冷たい海でも俊敏に泳ぐ。和名は白い側頭部に由来する。

詳説 / Details
Carcharodon carcharias
世界の温帯から亜熱帯の海に広く分布する、最大級の捕食性のサメ。流線型の体と約300本の鋸歯状の三角の歯をもち、奇網による体温保持で冷たい海でも俊敏に泳ぐ。和名は白い側頭部に由来する。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
太平洋・大西洋・インド洋の温帯から亜熱帯の海に分布し、沿岸の表層から外洋まで利用する。水深1,300mまで潜ることもあり、幼魚は14〜24℃の浅い沿岸域を好む。日本では北海道から九州まで記録がある。
全長は成魚で約4〜6m、体重700kg〜2tに達し、最大記録は6m超。背側は濃灰色、腹側は白いカウンターシェーディングで、胸鰭裏に黒斑をもつ。長さ7.5cmほどの鋸歯状の三角形の歯が3段列に並び、常に再生する。
昼夜を問わず単独で広い海域を巡る回遊性のサメで、ある個体は9か月足らずで2万kmを移動した記録がある。奇網による熱交換で体温を海水温より高く保つ中温性をもち、海面から体ごと跳び出すブリーチングを行う。
アザラシ・オットセイ・イルカなどの海棲哺乳類を主食とし、魚類・イカ・海鳥やクジラの死骸も食べる肉食性。海底側から高速で突進し、噛みついたまま海面へ飛び出す待ち伏せ型の狩りを行う。
卵胎生で、子宮内で孵化した胎仔が未受精卵を食べて育つ母体依存型。妊娠期間は約12か月で、体長1.2〜1.5mの子を一度に2〜10尾ほど産む。性成熟は遅く、雌は約30歳を超えてからとされる。
IUCNレッドリストでは危急種(VU)に指定され、混獲やサメ防御網、漁業で個体数が減少している。人を本来の獲物とはせず、被害の多くは探索行動や誤認によるものと考えられている。寿命は70年を超えると推定される。