056 注目の動物

詳説 / Details
ワタリアホウドリ
Diomedea exulans
- 大きさ / Size
- 開張 2.5〜3.5 m · 6〜12 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 季節変動
- 暮らし方 / Sociality
- つがい
- 寿命 / Lifespan
- 数年〜数十年
鳥類で最大級の翼をもつ大型の海鳥。最大3.6mを超える翼を広げ、南大洋の風に乗ってほとんど羽ばたかずに何千キロもの旅を続ける。

詳説 / Details
Diomedea exulans
鳥類で最大級の翼をもつ大型の海鳥。最大3.6mを超える翼を広げ、南大洋の風に乗ってほとんど羽ばたかずに何千キロもの旅を続ける。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
南半球の外洋を主な生活の場とし、南大洋を取り巻くように周回する。繁殖期にはサウスジョージア島やクローゼ諸島、ケルゲレン諸島など、亜南極の孤島の沿岸に集まる。
翼開長は約250〜350cmに達し、体重は6〜12kgにもなる。くちばしと脚は淡いピンク色で、若鳥は全身が褐色だが、年を重ねるごとに胴の羽毛が白くなり、老成した個体ほど純白に近づく。
繁殖は隔年でしか行わず、一生を通じて同じ相手とつがいを保つ。風の上下の流れを利用するダイナミックソアリングで、わずかな羽ばたきだけで広大な海域を滑空し、1年で南大洋を何周もする個体も知られる。
肉食性で、イカや魚、甲殻類を海面で捕らえる。漁船を追って投棄される餌や残滓をあさることも多い。
初めての繁殖は11〜15歳と遅く、洋上の島で1個の卵を産む。雌雄が交代で約75〜85日かけて抱卵し、ヒナの巣立ちまでには9か月から1年もの長い養育を要する。
寿命は平均30年、長いものは50年に及ぶ。マグロ延縄漁の混獲で溺死する個体が多く、プラスチックの誤飲も脅威となっており、生息数は減少傾向にある。