
詳説 / Details
トラ
Panthera tigris
- 大きさ / Size
- 2.4〜3.3 m · 90〜300 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 夜行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 10〜15 年(野生)
オレンジ色の体に黒い縦縞を連ねた、ネコ科で最大級の捕食者。縞模様は一頭ごとに異なり、森や草むらでは身を隠す保護色となる。アジアの森林や湿地で単独生活を送る頂点捕食者である。

詳説 / Details
Panthera tigris
オレンジ色の体に黒い縦縞を連ねた、ネコ科で最大級の捕食者。縞模様は一頭ごとに異なり、森や草むらでは身を隠す保護色となる。アジアの森林や湿地で単独生活を送る頂点捕食者である。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
ロシア極東の針葉樹林から南・東南アジアの熱帯雨林、ヒマラヤ東部の標高4,000mを超える山地林まで幅広く分布する。スンダルバンスのマングローブ林にもすみ、現在は本来の生息域のわずかな範囲に残るのみとなっている。
頭胴長と尾を合わせ約240〜330cm、体重90〜300kgで、北方の個体ほど大型になる。背面は黄褐色から橙色で黒い横縞が走り、腹面は白い。犬歯は6〜7cmに達し、ネコ科で最も長い。
群れをつくらず、繁殖期以外は単独で広いなわばりを構える。行動圏はインドのオスで数十平方kmから、ロシア極東では800平方kmを超えることもある。泳ぎが巧みで、幅数kmの川も渡る。
シカ類やイノシシ、ガウルなどの大型有蹄類を主な獲物とする肉食性。茂みに身を潜めて待ち伏せし、30m以内まで近づいて一気に襲いかかる。一度に大量の肉を食べ、獲物を数日かけて消費する。
繁殖は年間を通じて見られ、妊娠期間は約96〜111日。1回に1〜6頭、多くは2〜3頭の子を産む。子は生まれた直後は目が見えず、生後18〜24か月ほど母親のなわばり内で過ごして徐々に独立する。
生息地の破壊や分断、毛皮・薬用を目的とした密猟、人との軋轢により個体数は激減し、本来の生息域の9割以上を失った。すべての亜種がワシントン条約附属書Iに掲載され、各地で保護が進められている。