065 注目の動物

詳説 / Details
シロフクロウ
Bubo scandiacus
- 大きさ / Size
- 開張 1.3〜1.5 m · 1.6〜3 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 数年〜数十年
北極圏のツンドラに暮らす、フクロウとしては珍しいほぼ純白の大型種。雪原に溶け込む白い羽をまとい、レミングなどの小動物を待ち伏せて狩る。

詳説 / Details
Bubo scandiacus
北極圏のツンドラに暮らす、フクロウとしては珍しいほぼ純白の大型種。雪原に溶け込む白い羽をまとい、レミングなどの小動物を待ち伏せて狩る。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
北極圏のツンドラを繁殖地とし、コケや地衣類、岩が点在する開けた土地に暮らす。冬季には亜寒帯へ南下し、草原や海岸、農地などの開けた場所に現れ、日本でも北海道などでまれに記録される。
翼開長は約125〜150cm、体重1.6〜3.0kgに達する世界最大級のフクロウ。成熟したオスはほぼ純白で、メスや若鳥は黒褐色のしま模様が目立ち、メスの方が大きい。鮮やかな黄色い目をもち、足の指先まで厚い羽毛に覆われて極寒に耐える。
単独で行動し、平原の氷塊や岩、高台など見通しのよい場所にとまって獲物を探す。多くのフクロウと異なり、白夜の北極圏では日中も活発に活動する。獲物が乏しい年には大群で南へ移動することもある。
肉食で、レミングなどの小型ネズミ類を主な獲物とし、繁殖の成否はレミングの増減に大きく左右される。視覚を頼りに高所から狙い、カモ類や雷鳥、魚なども機会があれば捕らえる。
春にツンドラの高台で営巣し、餌が豊富な年にはおよそ5〜11個の卵を産む。卵は時間差で産まれて雛も順に孵り、雛は約3週間で巣立つ。雌雄ともに巣を激しく守る。
国際自然保護連合はVU(危急)に分類している。地球規模の環境変化に伴い世界の個体数は大きく減少したとされる。年ごとに繁殖地やつがい相手を変える遊牧的な生態をもつ。