518 注目の動物

詳説 / Details
ヒメアシナシトカゲ
Anguis fragilis
- 大きさ / Size
- 全長 40〜57.5 cm
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 薄明薄暮性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- —
脚を持たないものの、ヘビではなくトカゲの仲間。動くまぶたを持ち、危険が迫ると尾を自切して逃げる点でヘビと区別される、つやのある細長い爬虫類。

詳説 / Details
Anguis fragilis
脚を持たないものの、ヘビではなくトカゲの仲間。動くまぶたを持ち、危険が迫ると尾を自切して逃げる点でヘビと区別される、つやのある細長い爬虫類。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
ヨーロッパに広く分布し、西部・北部からバルカン半島西部にかけて見られる。湿り気のある草地やヒース、林縁、庭や菜園を好み、丸太や石、落ち葉の下など覆われた場所に隠れて暮らす。
全長はおよそ50cm、最大で57.5cmほど。重なり合わない滑らかな鱗に覆われ、体はつややか。雌は背に暗色の縦線と濃い体側を持ち、雄はより一様な灰褐色で青い斑点が出ることもある。
薄明薄暮の時間帯や雨の後に活動が高まる半地中性の単独生活者で、ふだんは物陰に潜む。寒い季節は地中などで冬眠する。非常に長命で、野生で約30年、飼育下では50年を超えた記録もある。
ナメクジやカタツムリ、ミミズなど動きの遅い軟らかな無脊椎動物を主に食べる肉食性。舌を出し入れして匂いを探り、獲物をゆっくりと捕らえる。
卵胎生で、母体内で卵を発育させて子を産む。妊娠期間は11〜14週ほどで、7〜8月を中心に8〜12匹の子を出産する。生まれたばかりの子は体長7〜10cmほどしかない。
イギリスでは野生生物・田園法により故意の捕殺が禁じられ法的に保護されている。ネコやアナグマ、鳥などに捕食され、生息地の消失が脅威となる。庭の害虫を食べる益獣として親しまれる。