
詳説 / Details
アカカンガルー
Osphranter rufus
- 大きさ / Size
- 1〜1.6 m · 18〜90 kg
- 食性 / Diet
- 草食
- 活動 / Activity
- 薄明薄暮性
- 暮らし方 / Sociality
- 群れ
- 寿命 / Lifespan
- 12〜18 年
オーストラリア内陸の乾いた大地にすむ、現生最大の有袋類。大きな後ろ脚で跳ねて進み、オスは赤褐色、メスは青みがかった灰色という色の違いが目を引く。

詳説 / Details
Osphranter rufus
オーストラリア内陸の乾いた大地にすむ、現生最大の有袋類。大きな後ろ脚で跳ねて進み、オスは赤褐色、メスは青みがかった灰色という色の違いが目を引く。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
オーストラリア中央部から西部にかけて広がる、年降水量がおよそ500ミリ以下の乾燥した草原・低木林・砂漠に分布する。肥沃な沿岸部や雨林は避け、水の乏しい内陸環境に適応している。
体長は100〜160センチ、体重は18〜90キロに及び、オスはメスより大きい。オスの毛は赤褐色で腹側は淡く、メスは青みを帯びた灰色をしている。太く長い尾と発達した後ろ脚が跳躍を支える。
ふだんは数頭の小さな群れをつくるが、餌や水の周りには多数が集まることもある。暑い時間には木陰で休み、前肢をなめて体温を下げる。オスどうしは前肢でつかみ合い後ろ脚で蹴る「ボクシング」で順位を争い、時速60キロ近くで跳ねて移動できる。
草食性で、みずみずしい新しい草を中心に植物を食べる。乾いた環境では水分の多い若草を選び、いったん飲み込んだ食物を戻して噛み直す擬似反芻も行う。
妊娠期間はおよそ33日と短く、ごく小さな子が生まれて母親の袋の中で育つ。子は200日前後で袋から顔を出し始め、235日ほどで完全に出る。受精卵の発育を一時止める胚休眠により、続けて子を産むことができる。
農地の拡大や水場の整備で個体数は安定しており、絶滅の心配は小さい。一方で家畜と草を競う害獣とされ、肉や革のために計画的に利用されてきた歴史をもつ。野生での寿命は20年を超えた記録もある。