082 注目の動物

詳説 / Details
トビハゼ
Periophthalmus barbarus
- 大きさ / Size
- 10〜25 cm · 10〜80 g
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
西アフリカの熱帯沿岸に暮らす、陸上でも活発に動き回る両生的な魚。左右がほぼ接した飛び出した眼で泥干潟を見渡し、胸びれを脚のように使って泥の上を歩く。

詳説 / Details
Periophthalmus barbarus
西アフリカの熱帯沿岸に暮らす、陸上でも活発に動き回る両生的な魚。左右がほぼ接した飛び出した眼で泥干潟を見渡し、胸びれを脚のように使って泥の上を歩く。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
大西洋に面した熱帯西アフリカ沿岸に分布し、マングローブ林や潮間帯の泥干潟に生息する。淡水・汽水・海水が混じる環境に適応している。
体長は10~25cm、体重は10~80g。眼は頭頂に高く突き出て左右がほぼ接し、広い泥干潟を見渡すのに適している。粘液で覆われた体は乾燥を防ぎ、えら室に水をためて陸上でも呼吸できる。
日中に活動し、潮が引いた泥干潟の上で多くの時間を過ごす。なわばり意識が強く、泥の壁で縄張りを囲み、深さ1.5mに達する巣穴を掘って身を隠し、内部の空気だまりで呼吸する。
待ち伏せ型で獲物を狙い、口に含んだ水を流体力学的な「舌」のように使って陸上の餌を捕らえる。ゴカイや昆虫、小魚、カニなどの甲殻類を食べる。
産卵期は2~5月にかけてが盛んで、雄が泥中に掘った巣穴の中で卵を守る。雄の世話は手厚く、卵を保護し続ける。寿命は平均5年ほどだが、長いものでは15年生きる。
保全状況は軽度懸念(LC)とされるが、過剰漁獲や水質汚染、都市開発による干潟の消失で個体数の減少が指摘されている。食用や釣り餌、観賞魚、伝統医療に利用される。