
詳説 / Details
コモドオオトカゲ
Varanus komodoensis
- 大きさ / Size
- 2〜3 m · 70 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 20〜30 年
現生最大のトカゲで、インドネシアの数島だけに残る頂点捕食者。鋭い嗅覚で広い範囲を探り、自分より大きな獲物にも咬みつく。下顎には毒腺をもつ。

詳説 / Details
Varanus komodoensis
現生最大のトカゲで、インドネシアの数島だけに残る頂点捕食者。鋭い嗅覚で広い範囲を探り、自分より大きな獲物にも咬みつく。下顎には毒腺をもつ。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
コモド島・リンチャ島・ギリモタン島・ギリダサミ島とフローレス島の一部に分布。標高の低い乾燥した落葉樹林、サバンナ、開けた草原を好み、雨季には河辺林も利用する。最大の個体群はコモド国立公園内に生息する。
体長は200〜300cm、体重はおよそ70kgに達する世界最大のトカゲ。体色は暗灰色で頸部や背面が褐色を帯びる個体もあり、皮膚には骨片を含む頑丈な鱗が並ぶ。歯は鋸状で肉を切り裂くのに適し、約60本が周期的に生え替わる。
単独で暮らし、採餌や繁殖のときだけ集まる。変温動物で、朝日を浴びて体が温まると活動を始める。逃げる獲物を短距離なら時速20km近くで追い、泳ぎや潜水もこなし、1〜3mの巣穴を掘って休む。
肉食で、おもにイノシシやシカ、スイギュウなど大型哺乳類を狙い、腐肉も食べる。茂みに身を潜めて待ち伏せし、鋸状の歯で咬みついて引き裂く。咬み傷からは血液凝固を妨げる毒が注がれ、獲物は失血で弱る。一度に大量を呑み込む。
交尾は5〜8月で、メスは9月に斜面やツカツクリの塚に穴を掘り、1回に10〜30個の卵を産む。卵は7〜8か月の抱卵を経て翌年4月ごろ孵化する。幼体は数年を樹上で過ごし、共食いする成体を避ける。性成熟までは数年を要する。
分布域がごく限られた絶滅危惧種で、農地開発や狩猟による獲物の減少、そして気候変動による生息地縮小が脅威となる。パダール島では絶滅した。コモド国立公園で保護され、メスが単為生殖で卵を産んだ記録もある。