
詳説 / Details
インドホシガメ
Geochelone elegans
- 大きさ / Size
- 全長 15〜38 cm
- 食性 / Diet
- 草食
- 活動 / Activity
- 季節変動
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- —
背甲一面に走る黄色い放射状の星模様で名高い小型のリクガメ。各甲板が盛り上がってドーム状の凹凸を作るのも特徴で、インドからスリランカの乾いた草原や藪地に暮らす。

詳説 / Details
Geochelone elegans
背甲一面に走る黄色い放射状の星模様で名高い小型のリクガメ。各甲板が盛り上がってドーム状の凹凸を作るのも特徴で、インドからスリランカの乾いた草原や藪地に暮らす。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
インド西部・南東部、スリランカ、パキスタン南東部に分布し、標高200m以下の低地を好む。乾いた草原、サバンナ、藪地、半砂漠のステップから、雨季には落葉樹林まで利用し、畑やプランテーション周辺にも姿を見せる。
甲長は15〜38cmほどで、メスがオスより明らかに大型になり、オスが20cmを超えることはまれ。背甲はドーム状に高く盛り上がり、各甲板がこぶ状に隆起する。黒や暗褐色の地に、黄色い中心から6〜12本の筋が放射状に伸びる星模様が並ぶ。
単独で暮らし、活動の時間帯は季節とともに大きく変わる。雨季には日中によく動き回り、乾季や酷暑期には朝夕の涼しい薄明薄暮の時間に活動を移して日中の暑さを避ける。ひっくり返っても甲羅の形を利して自力で起き上がれる。
植物食で、草本や木の葉、多肉植物、果実、花、きのこなどを食べる。地面に落ちた果実もよく利用し、まれに陸生の巻貝や草食獣の糞を口にした例も知られる。
雨期の高温期に交尾し、メスは1回に1〜10個の卵を年に複数回(2〜5回ほど)産む。卵はおよそ95〜157日で孵化し、性別は孵卵温度で決まる。親による世話はなく、孵った子は自力で生きる。
IUCNは危急種(VU)とし、2019年にはワシントン条約附属書Iに格上げされた。美しい星模様ゆえペット用の乱獲・密輸の標的となり、開発や森林伐採による生息地破壊と合わせて野生個体群を脅かしている。