053 注目の動物

詳説 / Details
インドクジャク
Pavo cristatus
- 大きさ / Size
- 0.9〜2.3 m · 2.8〜6 kg
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 数年〜数十年
オスの長大な飾り羽(上尾筒)に並ぶ青緑の目玉模様で知られる大型キジ類。求愛時にこれを巨大な扇状に広げて震わせ、独特のディスプレイを行う。インドの国鳥として神聖視されてきた。

詳説 / Details
Pavo cristatus
オスの長大な飾り羽(上尾筒)に並ぶ青緑の目玉模様で知られる大型キジ類。求愛時にこれを巨大な扇状に広げて震わせ、独特のディスプレイを行う。インドの国鳥として神聖視されてきた。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
インド亜大陸とスリランカを中心に分布し、低地の落葉樹林や林縁、藪地、農耕地など、水場に近い開けた環境を好む。世界各地に移入され、野生化した個体群も定着している。
全長は雌の約90cmから、飾り羽を含めた雄の約230cmまでと差が大きく、体重は2.75〜6kg。雄は頭部から頸部が金属光沢のある濃青色で、上尾筒には目玉模様が並ぶ。雌は全体に褐色で飾り羽を欠き、両性とも扇状の冠羽をもつ。
地表で過ごし飛翔は苦手で、危険時は走って逃げ、夜は高木の上で休む。雄1羽と雌数羽からなる小さな群れをつくり、繁殖前にはよく通る大声で鳴く。
雑食性で、種子・果実・芽などの植物質に加え、昆虫や小型爬虫類なども地上で探して食べる。集落周辺では作物や残飯も利用する。
雄は一夫多妻でモンスーンの到来に合わせて繁殖し、集まった雄が飾り羽を広げて雌に求愛する。1腹3〜8個の卵を産み、約28日間抱卵するが、抱卵と育雛はすべて雌が担い、雛は孵化後すぐ母鳥について歩く。
毒蛇や害虫を食べる益鳥として古くから親しまれ、ヒンドゥー教でも神聖な鳥とされる。一方、日本の先島諸島などでは移入個体が在来種を捕食し問題となっている。