
詳説 / Details
モウドクフキヤガエル
Phyllobates terribilis
- 大きさ / Size
- 4〜6 cm
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 6〜10 年
鮮やかな黄色の体をもつ小型のヤドクガエルで、地球上で最も毒の強い動物のひとつとされる。皮膚に蓄えたバトラコトキシンは1匹で複数の人間を死に至らしめるほどで、強烈な体色はその危険を知らせる警告色と考えられる。

詳説 / Details
Phyllobates terribilis
鮮やかな黄色の体をもつ小型のヤドクガエルで、地球上で最も毒の強い動物のひとつとされる。皮膚に蓄えたバトラコトキシンは1匹で複数の人間を死に至らしめるほどで、強烈な体色はその危険を知らせる警告色と考えられる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
コロンビア太平洋岸、チョコ地方の高温多湿な熱帯雨林に固有。年間降水量5メートルにも達する低地林の林床に暮らし、限られた範囲にのみ分布する。
フキヤガエル属で最大の種で、体長は4〜6センチメートルほど。全身が一様な鮮やかな黄色で、橙色やミントグリーンなどの色彩変異も知られる。幼体は黒い体に金色の背条をもち、成長とともに無地の体色へと変わる。
昼間に活動し、群れをつくらず単独で一定の間隔を保って暮らす。雄はさえずるような鳴き声で雌を呼び、求愛では体に触れ合う行動が見られる。
肉食で、林床でアリを中心に小さな昆虫や節足動物を待ち伏せて捕らえる。強力な毒の原料となる成分は、こうした獲物を通じて体内に取り込まれると考えられている。
卵は落ち葉に覆われた地面に産みつけられ、体外で受精する。孵化したオタマジャクシは親の背に乗って樹上へ運ばれ、樹洞やパイナップル科植物にたまった水の中に放たれて育つ。
毒は食物由来で、人工飼料で育てた飼育個体は無毒になる。先住民エンベラ族はこのカエルの毒を吹き矢に塗って狩猟に用い、これが和名の由来となった。生息地の開発で減少しており、絶滅危惧種に指定されている。