
詳説 / Details
ヨーロッパアカガエル
Rana temporaria
- 大きさ / Size
- 6〜9 cm · 20〜80 g
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 薄明薄暮性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
ヨーロッパ全域に広く分布する代表的なアカガエル。なめらかな肌と目の後ろの暗い斑紋が特徴で、春先に池や湿地へ集まって一斉に産卵する。体色を周囲に合わせて明暗させられる。

詳説 / Details
Rana temporaria
ヨーロッパ全域に広く分布する代表的なアカガエル。なめらかな肌と目の後ろの暗い斑紋が特徴で、春先に池や湿地へ集まって一斉に産卵する。体色を周囲に合わせて明暗させられる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
スカンジナビアからウラル山脈、イベリア半島を除く広大なヨーロッパに分布する。繁殖期以外は池や湿原のそばの湿った草地やくぼ地で過ごし、冬には水底やぬかるみの穴で冬眠する。
体長6〜9cm、体重はおよそ20〜80gで、メスのほうが大きい。体色は黄緑から茶、灰、黄土色まで幅広く、背や脇に不規則な暗い斑点、首には逆V字形の斑があり、目の後ろの暗い斑紋が目立つ。肌はなめらかで鼻先はやや尖る。
ふだんは単独で暮らし、薄暮や夜間など涼しく湿った時間帯に活発になる。10月から1月ごろには冬眠に入り、その間は水中や泥の中で皮膚呼吸を続ける。繁殖期だけは多数が同じ水辺に集まる。
肉食で、ハエやカブトムシなどの昆虫のほか、ナメクジ、カタツムリ、ミミズ、クモ、ワラジムシなどを粘着性のある舌で捕らえる。オタマジャクシは藻やデトリタスを食べる。
繁殖は地域により2月下旬から6月、おおむね春に浅い淡水で行われる。1匹のメスが数百から5,000個もの卵塊を産み、卵は2〜3週間でふ化、初夏には変態を終える。親による世話はない。
IUCNでは軽度懸念とされ広く見られるが、致死率の高いラナウイルスや都市化による生息地の分断が脅威となる。庭の池にもよく訪れる、ヨーロッパで最も親しまれたカエルのひとつ。