076 注目の動物

詳説 / Details
ミノカサゴ
Pterois volitans
- 大きさ / Size
- 25〜45 cm · 0.5〜1.2 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 薄明薄暮性
- 暮らし方 / Sociality
- 単独
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
扇のように広がる胸びれと、毒をもつ長い背びれの棘で知られるサンゴ礁の捕食魚。赤褐色と白の縞模様をまとった派手な姿は警告色でもあり、近づく外敵を寄せつけない。

詳説 / Details
Pterois volitans
扇のように広がる胸びれと、毒をもつ長い背びれの棘で知られるサンゴ礁の捕食魚。赤褐色と白の縞模様をまとった派手な姿は警告色でもあり、近づく外敵を寄せつけない。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
本来はインド洋東部から西太平洋にかけての岩礁やサンゴ礁、沿岸の浅瀬に暮らす。日本では駿河湾以南に分布し、岩陰や隙間を隠れ家とする。
体長はおよそ25〜45cm、体重は500〜1200g。赤褐色・えび茶・白の縦縞に覆われ、扇状の胸びれと細長く伸びた背びれの棘が鬣のように広がる。背びれ・尻びれ・腹びれの棘には毒があり、刺されると激しい痛みを伴う。
基本的に単独で行動し、日中は岩の物陰や隙間に潜む。繁殖期には日没前後に水面近くへ集まり、1匹の雄が複数の雌を伴う求愛行動を見せる。
肉食性で、甲殻類や小魚を主な獲物とする。広げたひれでじわじわと獲物を追い込み、間合いに入った瞬間に大きな口で一気に吸い込んで捕える。
雌は粘性のあるゼラチン質に包まれた卵塊を産み、一度の産卵で数千から最大3万個もの卵を放つ。受精から約36時間で孵化し、稚魚は1か月ほどの浮遊期を経て着底する。親の世話は行わない。
観賞魚として親しまれる一方、1980年代以降に大西洋・カリブ海へ侵入し、天敵の少ない海域で在来魚を激減させる外来種問題を引き起こしている。寿命はおよそ10年とされる。