
詳説 / Details
カクレクマノミ
Amphiprion ocellaris
- 大きさ / Size
- 8〜11 cm
- 食性 / Diet
- 雑食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- 群れ
- 寿命 / Lifespan
- 6〜10 年
イソギンチャクの触手のあいだに身を寄せて暮らす、橙色に白い3本帯の小型サンゴ礁魚。粘液で守られて刺胞に刺されず、宿主と切っても切れない共生関係を結ぶ。映画『ファインディング・ニモ』のモデルとして広く親しまれる。

詳説 / Details
Amphiprion ocellaris
イソギンチャクの触手のあいだに身を寄せて暮らす、橙色に白い3本帯の小型サンゴ礁魚。粘液で守られて刺胞に刺されず、宿主と切っても切れない共生関係を結ぶ。映画『ファインディング・ニモ』のモデルとして広く親しまれる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
インド洋東部から西太平洋にかけてのサンゴ礁に分布し、日本では奄美大島以南から沖縄に見られる。外礁の斜面や穏やかな礁湖の、水深15mほどまでの浅瀬で、宿主となる大型イソギンチャクの近くを離れずに暮らす。
体長は8〜11cmほどの小型魚で、左右に平たい卵形をしている。鮮やかな橙色の体に黒く縁取られた白い帯が3本入り、各ひれの縁も細い黒線で縁取られる。背びれの棘条は11本で、よく似たクラウンアネモネフィッシュ(10本)と区別できる。
昼行性で、宿主イソギンチャクの周りに強い縄張りをもつ。1匹の最大のメスを頂点に、次に大きいオス、複数の未成熟個体という厳格な順位制の小さな群れをつくり、上位個体が下位個体の成長を抑える。
雑食性で、動物プランクトンやカイアシ類、藻類を主に食べ、宿主が食べ残した餌も利用する。宿主のすぐそばを離れず、危険が迫ればすぐ触手の間に逃げ込みながら採餌する。
雄性先熟の雌雄同体で、群れの最大個体がメスに性転換する。メスが死ぬと最上位のオスがメスへ替わる。産卵期にはイソギンチャク近くの岩肌に卵を産みつけ、おもにオスが新鮮な卵をひれであおぎ、死んだ卵を取り除いて世話をする。卵は約6〜8日で孵化する。
IUCNでは軽度懸念(LC)とされるが、観賞魚として高い人気があり、特定の色彩個体は採集圧を受ける。近年は海水温上昇による宿主イソギンチャクの白化・死滅が脅威とされる。飼育下での繁殖が容易なため研究や養殖にも広く用いられる。