003 注目の動物

詳説 / Details
コウテイペンギン
Aptenodytes forsteri
- 大きさ / Size
- 1〜1.3 m · 22〜45 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼行性
- 暮らし方 / Sociality
- コロニー
- 寿命 / Lifespan
- 約 20 年
現生のペンギン最大種で、全長は1メートルを超える。地球上で最も過酷な南極の冬に繁殖する唯一の鳥類で、オスだけが極寒のなか卵を温め続けることで知られる。

詳説 / Details
Aptenodytes forsteri
現生のペンギン最大種で、全長は1メートルを超える。地球上で最も過酷な南極の冬に繁殖する唯一の鳥類で、オスだけが極寒のなか卵を温め続けることで知られる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
南極大陸を取り巻く定着氷の上で暮らす唯一無二の鳥。沿岸の安定した海氷上に集団繁殖地を築き、餌を求めて南大洋の海へ潜る。
体は黒い背と白い腹のコントラストが鮮やかで、胸元は淡い黄色、頭の左右には鮮やかな黄橙色の耳斑が入る。全長100〜130センチ、体重22〜45キロに達し、雌雄の見分けはつきにくい。
数千羽規模のコロニーをつくる強い社会性をもつ。猛烈な寒風から身を守るため互いに体を寄せ合って「ハドル」と呼ばれる密集隊形をつくり、外側と内側を入れ替えながら寒さを分かち合う。
肉食性で、南極の魚類を主食とし、イカやオキアミなどの甲殻類も捕る。すぐれた潜水者で、深さ500メートルを超える海中に20分近くもぐって獲物を追う。
メスは秋に氷上で1個の卵を産むと採餌に旅立ち、オスだけが約65日間、足の上に卵をのせて絶食しながら温め続ける。孵化のころに戻ったメスと交代でヒナを育て、夏までに巣立たせる。
寿命はおよそ20年。繁殖地が頼る海氷は温暖化で減少しつつあり、海氷の早期崩壊による繁殖失敗が将来の大きな脅威とされる、気候変動の象徴的な存在である。