074 注目の動物

詳説 / Details
タイセイヨウクロマグロ
Thunnus thynnus
- 大きさ / Size
- 2〜4.5 m · 150〜680 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 季節変動
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
マグロ属で最大となる大型の回遊魚。筋肉の熱を逃がさない対向流熱交換のしくみをもち、冷たい北の海でも高速で泳ぎ続けられる温血性の魚として知られる。

詳説 / Details
Thunnus thynnus
マグロ属で最大となる大型の回遊魚。筋肉の熱を逃がさない対向流熱交換のしくみをもち、冷たい北の海でも高速で泳ぎ続けられる温血性の魚として知られる。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
大西洋の西部・東部と地中海の温帯から熱帯の外洋に広く分布する。表層から水深1000メートル近くまで利用し、産卵期には決まった海域へと長距離を回遊する。
全長は約2〜4.5メートル、体重は150〜680キログラムに達する流線形の大魚。背は濃い青、腹は銀灰色で、尾の手前に並ぶ小離鰭は鮮やかな黄色。胸鰭が短く第二背鰭に届かない点で見分けられる。
同じくらいの大きさの個体がまとまって群れをつくり、カツオなど他種と混群になることもある。季節に応じて摂餌場と産卵場の間を大規模に移動し、温血性を生かして冷水域まで進出する。
肉食性で、イワシ・ニシン・サバなどの小魚を主に追う。イカなどの頭足類や甲殻類も捕らえ、瞬発的な高速遊泳で獲物を仕留める。
産卵期にはメキシコ湾や地中海西部などの決まった海域に集まり、一度に数千万粒に及ぶ卵を放出する。卵は二日ほどで孵化するが稚魚の生残率はきわめて低く、寿命は30年を超える。
刺身や寿司の高級食材として珍重され、漁獲の大半が日本で消費される。乱獲により個体数は大きく落ち込み、漁獲枠の管理など資源回復の取り組みが続けられている。