009 注目の動物

詳説 / Details
シロナガスクジラ
Balaenoptera musculus
- 大きさ / Size
- 24〜30 m · 50〜150 t
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 70〜90 年
地球上にこれまで存在した中で最大の動物。最大30メートル、150トンに達する巨体を、わずか数センチのオキアミだけで支える。低く長い鳴き声は海を越えて遠くまで届く。

詳説 / Details
Balaenoptera musculus
地球上にこれまで存在した中で最大の動物。最大30メートル、150トンに達する巨体を、わずか数センチのオキアミだけで支える。低く長い鳴き声は海を越えて遠くまで届く。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
北極海や地中海などを除く、世界中の外洋に広く分布する。夏は餌の豊富な寒帯・極海で過ごし、冬は温帯から熱帯の海へ移動して繁殖する季節回遊を行う。
体長24〜30メートル、体重50〜150トンに達する紡錘形の巨体。背側は灰青色で淡い斑紋が点在し、腹側はやや明るい。喉から腹にかけて多数の畝(うね)が走り、背びれは体に比して極端に小さい。
単独か小さな群れで行動し、餌の豊富な海域では多数が集まることもある。8〜25ヘルツという極めて低い声は動物界で最大級の音量を持ち、海中を遠距離まで伝わる。
オキアミをほぼ専食する濾過摂食者。大量の海水ごと群れに突進して口を大きく開け、ヒゲ板で水を漉して獲物だけを残す。一日に数トンものオキアミを必要とする。
秋から冬に交尾し、妊娠期間は10〜12か月。生まれる子は体長約7メートル、体重2〜3トンで、母乳で1日約90キログラムずつ成長する。授乳は6〜8か月続き、出産間隔は2〜3年。
20世紀の商業捕鯨で激減し、1966年に捕獲が全面禁止された。現在も回復途上で、船舶との衝突や海洋騒音、餌資源の変動が脅威となっている。心臓だけでも大型の重さがある。