
詳説 / Details
タイセイヨウダラ
Gadus morhua
- 大きさ / Size
- 0.6〜1.5 m · 2〜40 kg
- 食性 / Diet
- 肉食
- 活動 / Activity
- 昼夜活動
- 暮らし方 / Sociality
- ゆるい群れ
- 寿命 / Lifespan
- 種や環境により異なる
北大西洋の大陸棚を泳ぐ大型の底生魚で、群れで暮らす。あごの下に一本のひげをもち、白くはっきりした側線が特徴。冷たい海の食物網の要であり、世界有数の漁業対象として歴史を動かしてきた。

詳説 / Details
Gadus morhua
北大西洋の大陸棚を泳ぐ大型の底生魚で、群れで暮らす。あごの下に一本のひげをもち、白くはっきりした側線が特徴。冷たい海の食物網の要であり、世界有数の漁業対象として歴史を動かしてきた。
地図: Ecoregions 2017 © RESOLVE (CC BY 4.0) · Natural Earth (PD)
西大西洋ではノースカロライナのハッテラス岬からグリーンランド、ラブラドル海まで、東大西洋ではビスケー湾から北極海、北海・バルト海・アイスランド周辺に分布する。沿岸から大陸棚にかけての、水深300メートルほどまでの冷たい海底付近を好む。
体長はおよそ60〜150センチ、体重は2〜40キログラムに達し、まれにそれ以上の個体も知られる。体色は茶色から緑色で背側に斑点が散り、腹側は銀白色に移る。下あごの一本のひげと、白くはっきり目立つ側線が識別の手がかりとなる。
大きさのそろった大群を作り、大型個体が先導して回遊する。日中は深く冷たい層、夜は浅く暖かい層へと上下に移動し、昼夜を通じて活動する。
肉食で、成長に応じて餌を変える。小型のうちは甲殻類を主に食べ、大きくなるとニシン、カラフトシシャモ、イカナゴなどの小魚や頭足類を捕らえる。共食いも見られる。
2〜8歳で成熟し、冬から春にかけて産卵群を作る。雌は卵をいくつもの塊に分けて放出し、その数は体の大きさに応じて20万から1500万個に及ぶ。受精卵と稚魚は海流に乗って漂い、親による世話はない。
最長で25年ほど生きる。20世紀の激しい乱獲により北西大西洋の資源は崩壊し、1992年にカナダが漁業を全面停止したが回復は鈍い。古くから鮮魚・干物(バカラオ)として利用され、人類の食と歴史に深く関わってきた魚である。